柴咲コウ、真木よう子は撮影現場でも「クールビューティ」
2012年10月24日 20:30
[映画.com ニュース] 第25回東京国際映画祭に特別招待作品として出品されている「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」のワールドプレミア上映が10月24日、会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、上映前に主演の柴咲コウ、真木よう子、御法川修監督が舞台挨拶に登壇した。
益田ミリ氏の人気4コマ漫画「すーちゃん」シリーズの実写化。10数年前のバイト仲間で、いまなお友情を保ち続けている3人の女性が、それぞれに悩みを抱えながらも小さな幸せを見つけ、前向きに生きていく姿を優しく描き出す。
今年3月にクランクインしたそうで、柴咲は「撮影中、この映画に励まされ癒されていました。そして宣伝活動をしているいまも、この映画を振り返ることで癒しの効果があるなと実感しています」と本作の効能をアピール。真木も、「『原作と違うものになるんだろう』と思っていたんですが、監督のビジョン、演出が確信的で、それを信頼して映画を作りました。漫画原作の映画化として成功している例となっていると思います。漫画の伝えたかったことはそのままに、みなさんを癒す優しさが含まれています」と完成した作品の出来栄えに自信をのぞかせた。
柴咲と真木は本作が初共演。互いの印象について、柴咲が「真木さんは見ての通りクールビューティ(笑)。現場でもこんな感じでした」と称えれば、真木は「柴咲さんは何度も座長を務めているので、この作品をよくするために自分がどうしたらいいか? というのを、柴咲さんを見て勉強させていただきました」と現場での姿勢を絶賛した。
もうひとりの主演キャスト・寺島しのぶはこの日、若松孝二監督の告別式出席のため不在だったが、御法川監督は「寺島さんがほほ笑むと、とっても幸せな気持ちになります。意外とみなさん、そんな寺島さんを見たことないのではないでしょうか? この映画の中にも天真爛漫な彼女のほほ笑みがあります」とその魅力を強調した。
さらに、「この映画には3人がここに至るまでに積み重ねてきた、大切なものを注いでいただいたと思います。大切に扱わなければ簡単に壊れてしまうような柴咲さんや真木さんの感情、愛情が刻まれているのでそれも楽しんでいただければ」と女優陣へ感謝を伝えた。
「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」は2013年3月2日から全国で公開。