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“ガラスの喉”もつ大泉洋、パンク歌唱にビビる

2012年10月21日 18:50

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舞台挨拶に立った山本透監督
舞台挨拶に立った山本透監督

[映画.com ニュース] 麻生久美子大泉洋がダブル主演する「グッモーエビアン!」が10月21日、第25回東京国際映画の特別招待作品として東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映された。上映を前にメガホンをとった山本透監督が舞台挨拶に登壇し、パンクロッカーを演じきった麻生と大泉の“役者魂”を語った。

吉川トリコ氏の同名人気小説を映画化。元パンクバンドのギタリストで未婚の母親アキ(麻生)と15歳の娘ハツキ、そして突然転がり込んできたバンドの元メンバーで、長年アキに思いを寄せ続けるヤグ(大泉)の3人が織り成す一風変わった家族の姿を描く。山本監督は「ヤグは物々交換が特技という自由奔放な男で、大泉さんがもつ明るさがほしかった。麻生さんは清楚でまじめなイメージが強いので、パンキッシュでぶっ飛んだ新しい一面を見たかった」とキャスティングの理由を説明した。

ふたりとも劇中のライブシーンで実際に楽器を演奏し、歌唱にも挑戦。役作りのため、大泉には実在する国内外のパンクロッカーの映像を見せたといい「大泉さんは『こんなに飛ぶの? こんなにがなるの?』って驚いていた。『僕はガラスの喉なので……』って(笑)」とパンクロックの歌唱に戦々恐々だったという。一方、麻生が手にするギターは「真っ黒なグレッチに決めていた」といい、「とても重いので、特に女性には扱いにくい。パンクはギターの位置が低く、さらに大変だがそのままでお願いした。とにかく一生懸命に練習を積み重ねてもらった」とこだわりを語った。

グッモーエビアン!」は12月15日から全国で公開。

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