臼田あさ美&舩橋淳監督、最新作引っさげ釜山映画祭で舞台挨拶
2012年10月12日 13:30

[映画.com ニュース] 女優でモデルの臼田あさ美が主演した「桜並木の満開の下に」が10月10日(現地時間)、第17回釜山国際映画祭アジア映画ファンドでワールドプレミア上映され、臼田と舩橋淳監督が舞台挨拶に立った。
今作は、臼田をはじめ三浦貴大、高橋洋が主演し、東日本大震災後の茨城・日立を舞台にゆるされざる恋の行方を描く。ドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」で福島・双葉町の人々に密着した舩橋監督がメガホンをとり、脚本も兼ねた。松本まりか、三浦力、小澤雄志、柳憂怜らが共演している。
臼田と船橋監督はこの日、本編上映後のQ&Aにも出席。会場に集まった観客からは、今作の背景となっている震災や撮影技術についての質問が投げかけられた。船橋監督は、震災発生後の12年4月に日立市で撮影を敢行したが、もともと震災以前に撮影を行う予定であったことを明かした。震災を経てシナリオに変化があったかどうか問われると、「東日本大震災以後の日本には湿りがちな空気、つまり当分は上向きの状況にはならないだろうという感覚が共有されていると思います。ただ、そのような空気のなかでも発見できる生き方が人間にはあると思います」と持論を展開した。
さらに、船橋監督は「時間を描きたい、余韻を残したい」という思いからフェードイン、フェードアウトを多用したと説明。オダギリジョーが主演した「ビッグ・リバー」(2005)をアメリカで撮影しており、「2007年にアメリカから日本に戻って以来、人間は感情の動物であることをしばしば実感します。日本では謝ればすむことが往々にしてありますが、アメリカではそうはいきません」。そして、「今はありえない男女の関係をシリーズで描きたいと思っています。(今作のテーマとなっている)自分の夫を殺した男を愛する、というのがそうです。一見ありえない関係ですが、180度変わってそういうことが起こるのもありえる」と語った。
「桜並木の満開の下に」は、2013年春全国ロードショー
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