行定勲監督、釜山に恩返しを!今後の製作展望を語る
2012年10月11日 09:30

[映画.com ニュース] 釜山国際映画祭のアジアン・プロジェクト・マーケット(APM)に参加中の行定勲監督が、自らの企画「Five Minutes to Tomorrow(原題)」に関連して、今後の製作にかける熱い思いを語った。
同映画祭期間中の10月8~11日、特別会場で開催されているAPMは、アジアで最も規模の大きな映画企画マーケット。例年、このマーケットで選出された企画が成立、世界の市場に羽ばたく作品を次々と輩出していることで知られている。昨年は、韓国映画「The Thieves(原題:泥棒たち)」が今年韓国で公開され、観客動員1000万人を記録するなど実績を上げるなど、アート系映画から商業映画まで幅広い企画をサポートしている。
来春公開予定の「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」の編集を終え釜山入りした行定監督は、「プサンは自らの”映画の原点”」と言うだけに終始リラックスした様子で、海外のなじみの映画人達と交流を深めていた。今回の企画「Five Minutes to Tomorrow(原題)」は当初、日本で進めていた企画だったそうだが、”この企画を海外に持っていったらどうなるだろう”という興味から、マーケットへ参加するに至ったという。
劇場公開監督デビュー作である「ひまわり」が、第5回同映画祭で批評家連盟賞を受賞した時から同映画祭への思い入れは人一倍強いといい、「僕はこの映画祭に育ててもらった。台湾映画をはじめ多くのアジア映画に影響を受けている自分にとって、この映画祭に参加することで、リスペクトする映画人たちと同じ土俵に立てると思うと感慨深い。いつも若いエネルギーを与えてくれる釜山には、恩返しをしたいという思いがある」と思いを述べた。
また、こうしたマーケットに参加して海外との共同製作が進むことについては「僕たちの先輩方がヨーロッパで活躍しているなか、僕はアジアでもっと頑張りたい。自分が本当につくりたい映画はどうやればつくり出せるのか、いつも模索している。海外との共同製作も、これからいろいろと課題は出てくるとは思うが、これは努力の過程だと思っている」と持論を展開。インタビュー後も会場で脚本を書いていた行定監督だったが、ひっきりなしに海外の映画関係者から声をかけられたり、偶然会場に居合わせた河瀬直美監督と情報交換をしたりと、積極的に映画祭を立ち回っている様子が見受けられた。
なお、「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」も既に海外の映画祭から注目を浴び始めており、来年以降の映画祭レースに躍り出てくる可能性がある1本として注目されている。
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