アンソニー・ホプキンス、主演作「ヒッチコック」でオスカー戦線に名乗り

写真：ロイター/アフロ

［映画.com ニュース］　アンソニー・ホプキンスがアルフレッド・ヒッチコック監督に扮した新作伝記映画「ヒッチコック（原題）」の全米公開日が急遽11月23日に決定したと、製作会社の米フォックス・サーチライトがこのほど発表した。これにより、同作と出演俳優たちは今年のアカデミー賞戦線に名乗りを上げることになった。

同作は、スティーブン・レベロのノンフィクション「アルフレッド・ヒッチコック・アンド・ザ・メイキング・オブ・サイコ（原題）」の映画化。スリラーの金字塔「サイコ」（1960）製作の舞台裏と、ヒッチコックと妻アルマ・レビルの関係に焦点が当てられる。

ヒッチコック役のホプキンスのほか、妻アルマ役のヘレン・ミレン、「サイコ」の女優ジャネット・リー役のスカーレット・ヨハンソン、俳優アンソニー・パーキンス役のジェームズ・ダーシー、女優ベラ・マイルズ役のジェシカ・ビールらが共演。「アンヴィル！　夢を諦めきれない男たち」のサーシャ・ガバシがメガホンをとり、「ブラック・スワン」の脚本家ジョン・マクローリンが脚色にあたった。

本作でヒッチコックそっくりに変身した名優ホプキンスは、アカデミー賞主演男優賞ノミネート確実と言われており、同じく有力候補と目されている「ザ・マスター（原題）」のホアキン・フェニックス、「リンカーン（原題）」のダニエル・デイ＝ルイスらの強力なライバルとなりそうだ。