島崎遥香が3代目じゃんけん女王に! こじはる無念の敗退にパンチラサービス
2012年9月18日 23:30
[映画.com ニュース] 「AKB48」の29枚目のシングルを歌う選抜メンバー16名をじゃんけんで選出する「AKB48 29thシングル選抜じゃんけん大会」が9月18日東京・日本武道館で開催され、チームK所属の島崎遥香が総勢86名の戦いを勝ち抜き頂点に立ち、初のセンターポジションを獲得した。これまでメンバーの中で唯一全てのシングルで選抜メンバー入りを果たしてきた小嶋陽菜は選抜入り目前の3回戦で敗退し、デビュー以来の連続記録が途絶えた。
今年で3回目を迎えるじゃんけん大会だが、事前に姉妹グループ「SKE48」「NMB48」「HKT48」および研究生による予備選が開催されており、前々回の51名、前回の68名を超える過去最高の86名による勝ち抜き戦となった。
オープニングアクトでは、かねて総合プロデューサー秋元康が予告していた通り、28枚目のシングルとなる新曲を初めてお披露目。新曲「UZA」はAKB史上最高難度のダンスが見どころのナンバーで、Wセンターを大島優子と松井珠理奈が務めることも明らかになった。
前田敦子の顔がプリントされたTシャツ姿の峯岸みなみを岩佐美咲が破るという波乱の展開でスタートした1回戦。秋元才加がSKE48の上野圭澄に、宮澤佐江がNMB48の肥川彩愛に敗れるというじゃんけん大会ならではの下剋上も随所に見られた。
2回戦では選抜常連メンバーが登場したが板野友美、大島優子、横山由依、前回覇者の篠田麻里子、柏木由紀、高橋みなみらが順当に3回戦に駒を進める一方で、松井珠理奈は以前、センターを務めた「大声ダイヤモンド」の衣装で登場したものの中村麻里子の前に敗れ去った。予備選から勝ち抜いてきたNMB48のメンバーも2回戦で全滅となった。
そして勝てば選抜入りが決まる3回戦。屈指の好カードとなった板野と渡辺麻友の戦いは、板野が勝利し選抜メンバー入りを決めた。初戦の2回戦が不戦勝で、1回勝てば選抜入りのはずだった渡辺はクジ運をいかせず敗退。大島、高橋もこの3回戦で姿を消したほか、森保まどかが敗れたことでHKT48勢も全滅となった。
1回戦、2回戦と勝ち抜いてきた小嶋は、連続選抜メンバー入りにあと1勝のところまで迫っていたが梅田彩佳の前に屈した。主演ドラマ「メグたんって魔法つかえるの?」の劇中衣装姿の小嶋は、「メチャクチャ悔しい」と語り、ドラマの1シーンさながらに「魔法で負けた記憶を消したい!」とパンチラを披露し客席をわかせた。
選抜常連メンバーでは、篠田が前回大会からの連勝を伸ばし、柏木、横山とともに選抜入り。前々回の覇者・内田眞由美も、見事に選抜メンバー入りを果たした。姉妹グループではSKE48の木本花音、上野圭澄がそろって選抜入りの快挙を成し遂げた。
決勝は、2回戦からチョキ1本で勝ち進んできた島崎と、篠田&内田というチャンプ経験者を破ってきた仁藤萌乃の対決に。最後もチョキで決めた島崎が栄光の29枚目のシングルセンターの座を勝ち取った。
トロフィーを受け取った島崎は「まさか勝てるとは思っていなくて」と信じられない表情。「いままでで一番、楽しいじゃんけん大会でした」と笑顔で締めくくり、1万2000人の“ぱるる”コールに笑顔を見せた。AKB48の総監督を務める高橋みなみは、総評で「ぱるるは“ポンコツ”って呼ばれていて、潜在能力はあるのにスイッチを切り替えるのが苦手だった。でももうポンコツなんて言わせないと思います!」と力強いエールと祝福の言葉を送っていた。
終了後に改めて報道陣の質問に応じた島崎は、シングルのタイトルの希望を聞かれ「下からぱるる?」とニッコリ。「秋元先生からも“ポンコツ”って呼ばれているから、それもいいかも」と言うと、残りの選抜メンバーから「ヤダよ!」と集中砲火。意気込みを問われても「100万枚狙います」とのんびりとした口調のミリオン宣言で笑いを誘っていた。