吉永小百合歌手デビュー50周年記念 101曲収録のベスト盤BOX発売
2012年9月12日 05:00

[映画.com ニュース] 東映創立60周年記念映画「北のカナリアたち」に主演する女優の吉永小百合の歌手デビュー50周年記念BOXセット「吉永小百合ベスト100 ~いつでも夢を、いつまでも夢を~」(CD6枚組、1万5000円)が、10月3日発売される。ジャケットは1967~73年にかけて発行されたファンクラブ会報誌から抜粋した、清楚な衣装でほほ笑む吉永の写真で、サユリストにはたまらない仕上がりとなっている。
デビューシングル「寒い朝」、レコード大賞受賞の「いつでも夢を」(with橋幸夫)のほか、ヒット曲「愛と死のテーマ」「明日は咲こう花咲こう」などEPレコード盤で発売された音源の中から、今回が初CD化となる30曲を含む100曲を吉永自らセレクト。また、映画「北のカナリアたち」の挿入歌として、子どもたちとともにレコーディングを行った「あの青い空のように」が101曲目のボーナストラックとして収録されている。
吉永は「『あの青い空のように』を今回のCDボックスのために、新たに録音したのですが、本当に緊張しました(笑)。レコーディングは、本当に久し振りで、実に17年ぶりなんです。この歌は、若い人たちや、今の小学生にとっては、学校で皆で歌った歌だそうです。つらいときや、悲しいときに、励ましてくれる歌だと思いますから、きっと、皆さんの心に届いてくれると思います」とレコーディングを振り返る。

そして、「声を出して歌うことは、自分自身が元気になることだと思います。歌は自分への励ましにもなるし、癒しにもなります。心を落ち着かせてくれますし、高揚させてもくれます。私にとっても、歌と音楽は掛け替えのないものだと思っています」と歌への思いを語った。
また、BOXには全EPジャケット、ファンクラブ会誌にのみ掲載された写真、出演映画のスチール写真など貴重な画像が満載の豪華ブックレットも収めており、ファン垂涎の貴重なメモリアル作品となっている。
映画「北のカナリアたち」は「告白」の湊かなえの「往復書簡」(第二話「二十年後の宿題」)が原案で、利尻島、礼文島を主要舞台としたサスペンス。20年前に起きた事故がきっかけで、島を出た小学校教師の川島はる(吉永)が、教え子の一人が事件を起こしたことを知り、かつての教え子たちに会う旅に出る。吉永は劇中、オルガンを弾いたり、歌の指揮をとるなど音楽を通して子どもたちと心を通わせる。
映画「北のカナリアたち」は11月3日全国で公開。
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