岩松了、加瀬亮、森崎東監督らロケ地・長崎で「ペコロス」製作を発表
2012年8月25日 02:00

[映画.com ニュース] 森崎東監督の最新作「ペコロスの母に会いに行く」の製作会見が8月23日、ロケ地となる長崎市内のホテルで行われ、森崎監督をはじめ主演の岩松了、原田貴和子、竹中直人、加瀬亮、田上富久長崎市長らが出席した。
原作は、85歳になる認知症の母と故郷に戻った息子による、心温まる日常のやり取りを描いた「ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの玉手箱」。85歳の森崎監督にとって「ニワトリはハダシだ」(2004)以来、約8年ぶりのメガホンとなるが、「監督なんてものはおらんでもいい。それでよか。まあ、こんな風にやってみたいと思います」と話し、場内を和ませた。
ペコロス(小さな玉ねぎ)頭がトレードマークの主人公・岡野ゆういちに扮する岩松は、「主人公なんてやったことがないので、とても大変な出来事だと思っています。高校まで長崎にいたが、卒業してからはずっと東京にいる。今回原作を読んで、自分が捨ててきたものがすごく豊かに表現されているなと思った」と話した。さらに、「森崎監督のことは、加瀬さんから『とても怖い人。首根っこをつかまれることもあるかも』と教えられて非常に緊張していますが、監督についていきたい」と意欲をのぞかせた。
加瀬は、主人公ゆういちの父・岡野さとるを演じることになった。森崎監督作は何本も見ているそうで、「いつもおかしくて笑わせながら何か心に立ち上がってくるものは温かいものがある。今回もあったかくて楽しいものになるよう、精いっぱい努めます」と静かに闘志を燃やした。
また、「ロケーション」で森崎組の経験がある竹中は「27歳でデビューした当時は仕事のたびにギャグで笑わせることをやっていた。『ロケーション』でも同じようにやったら、『余計な仕事はするな。おまえのままでやれ』と怒られたのをよく覚えている」と述懐。そして、「長崎にロケに来たときは優しくしてね」と県民に向け茶目っ気たっぷりにアピールを忘れなかった。
「ペコロスの母に会いに行く」は、2013年夏に長崎での先行上映を経て、秋に全国での上映を予定。
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