オダギリジョー「舟を編む」で辞書編集部の“チャラ男”に
2012年8月18日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優のオダギリジョーが、俊英・石井裕也監督の最新作「舟を編む」に出演することがわかった。三浦しをん氏の人気小説を映画化する今作で、オダギリは辞書編集部のイメージとは程遠い“チャラ男”に扮する。
松田龍平と宮崎あおいが出演する今作は、ある出版社で変わり者たちの寄せ集まった編集部で繰り広げられる、辞書という“舟”を編集する(=編む)物語だ。23万語におよぶ言葉の“海”に奮闘する変人編集部員・馬締と同僚たちの姿、馬締が下宿の大家の孫娘に初めて感じた思いをなんとか言葉にし、伝えようとする、もどかしくもほほ笑ましいやり取りを描く。
オダギリが演じる西岡正志は辞書編集部に配属されたことに当初は違和感を覚えるが、「ダサい」など現代語の生きた語釈に活路を見出し、力を発揮するようになる。今回のオファーを受け、「台本を読ませていただいた時に“古き良き日本映画”の雰囲気を感じ、率直に良い本だなと感じた」という。そして「西岡は、『かすかな笑い』『静かな笑い』を担う役どころで、いろいろな演じ方ができる幅のある役だと思いますが、石井監督と相談しながら作っていっています」と意気込み、撮影に臨んでいる。
同作のプロデューサーは、「西島は調子の良い男だが、キーになる役。オダギリさんは重みも軽さも持ち合わせる、最上級の俳優。最初に仕事をしたのは『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』だったが、物語の中で自分の魅力をまっとうしつつ、周りを引き立てることができる人で、本来的な意味でうまい役者だと感じている」と全幅の信頼を寄せている。
「舟を編む」は、2013年4月13日から全国で公開。
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