綾瀬はるか、気持ちは早くも大河モード 「ひみつのアッコちゃん」完成披露
2012年7月24日 20:08
[映画.com ニュース] 女優の綾瀬はるかが7月24日、都内で行われた主演作「映画 ひみつのアッコちゃん」の完成披露試写会に共演する岡田将生、メガホンをとる川村泰祐監督とともに出席した。赤塚不二夫さんの代表作を実写映画化。劇中に登場する魔法の鏡で何に変身したいか質問された綾瀬は、「山本八重さんになりたいです。そろそろ撮影が始まるので……。あっ、宣伝ではないですよ。それと恐竜にもなりたい」と早くも気持ちは、来年放送がスタートするNHK大河ドラマ「八重の桜」に動いている様子。岡田も「僕は源頼朝になりたい。もうすぐなれるんですけど(笑)」と自身が出演する大河ドラマ「平清盛」をちゃっかりアピールしていた。
綾瀬は「最初はえーって思いました。アッコちゃんなので、もっと若い方が演じるのかと思った」とオファーを述懐。魔法で22歳になるという設定に「なるほどと思いました。でも気持ちは10歳のままなので、物事をどう感じるかわからなくて……。10歳のアッコちゃんを演じる里琴ちゃん(子役の吉田里琴)にいろいろ話を聞きました」と役作りを語った。
ヒロインの初恋相手を演じた岡田は「サラリーマン役なので、ネクタイがきつかった。サラリーマンの皆さんは本当に大変だなと思った」。川村監督は「日本広しといえど、アッコちゃんを演じられる女優は、綾瀬さんしかいない。その初恋相手が岡田さんだと聞いて、これは楽しい映画になると確信した」とキャスティングに大満足。映画はオリジナルストーリーだが、「本質的な部分は変わっていない。今の時代こそ、子どもたちの姿を見て、大人たちが何かを振り返らなければいけない時期。子どもの皆さんには『大人ってこんなに頑張っているんだよ』とメッセージを伝えたい」と熱弁した。
原作は鏡の精から“魔法のコンパクト”をもらった主人公・アッコちゃんが「テクマクマヤコン……」と呪文を唱えると、なりたい姿に変身できるという赤塚さんの大ヒット漫画。舞台を現代に移した映画版では、22歳の女性に変身した加賀美あつ子(綾瀬)が、初恋相手の早瀬尚人(岡田)が勤務する化粧品メーカーの買収回避に一肌脱ぐ。綾瀬、岡田をはじめ、“鏡の精”を演じる香川照之、谷原章介、吹石一恵、塚地武雅、大杉漣、もたいまさこ、鹿賀丈史らが出演する。
「映画 ひみつのアッコちゃん」は9月1日から全国で公開。
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