「ヘルボーイ3」始動へ 難病の少年の願いきっかけにデル・トロ決断
2012年7月17日 11:45

[映画.com ニュース] ギレルモ・デル・トロ監督と米俳優ロン・パールマンが、新作SFアクション大作「パシフィック・リム(原題)」のフッテージを携えて米サンディエゴのコミコンに出席。その際に米エンターテインメント・ウィークリー誌が行ったインタビューで、ファン待望の「ヘルボーイ」シリーズ第3弾に着手したい意向があることを明かした。
マイク・ミニョーラの同名アメコミを映画化した「ヘルボーイ」(2004)は、悪魔の子どもだが心優しい異形のヒーロー、ヘルボーイ(ロン・パールマン)の活躍を描くSFファンタジーアクション。2008年には、続編「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」も製作された。
デル・トロ監督はこれまで、第3弾の動向について聞かれると、なかば冗談まじりに「ロンが毎日時間をかけて特殊メイクするのを嫌がるから」と消極的に答えてきた。
しかしつい先日、パールマンは、「ヘルボーイに会いたい」という白血病の6歳の少年の願いに応えて、4時間かけて特殊メイクを施し4年ぶりに「ヘルボーイ」に変身。実際に少年に会いにいったが、その一件でデル・トロ監督の気持ちにも変化が生じたという。ちなみに少年の希望は、難病の子どもたちの願いを叶えるために活動するボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」を通じて、パールマンに届いたものだ。
デル・トロ監督は、「これまでも『ヘルボーイ』のファンだという子どもたちにたくさん会ってきたが、この6歳の少年がつらい治療中に『ヘルボーイ』を見ていたという話を聞いて、本当に感動した」とコメント。またパールマンも「前2作は、すべてが帰結する完結編に向けて製作されたようなもの。ギレルモのなかにその運命の結末があるのなら、やるべきだろうね」と話した。
現時点では、原作者のミニョーラにもまだ話はしておらず、スタジオや製作費のめどもたっていないが、デル・トロ監督は「実現に向けて努力する。ぜひ実現させたい」と意欲を語っている。
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