坂本真綾、影絵から「見えないはずの生き生きとした表情感じた」
2012年7月11日 21:45

[映画.com ニュース] フランスのアニメーション映画で、スタジオジブリと三鷹の森ジブリ美術館の配給による「夜のとばりの物語」のヒットを記念して7月11日、都内の劇場で日本語吹替え版の声優を務める坂本真綾と逢笠恵祐が舞台挨拶を行なった。
「キリクと魔女」「アズールとアスマール」の鬼才ミッシェル・オスロによる本作。愛の深さ、愛の証し、愛する者の選択など愛をテーマに6つの物語が展開する。坂本は“少女”役で5話、逢笠は“少年”として全6話に登場。ともに人気声優で「週に3回会うくらい」(坂本)一緒に仕事をする機会も多く、気心も知れているため本作の仕事もスムーズに進んだという。
オスロ監督の独特の映像について、坂本は「影絵と聞いて最初はトーンの暗い静かな作品を想像していたんですが、テンポ感がありカラフルで影絵のイメージが変わりました」と魅力を語る。一方、過去のオスロ監督作を見ていたという逢笠は、日本語版のオファーに「まずビックリしました」と述懐。作品を見て「キャラクターやおとぎ話特有の個性的な展開が魅力的でした」と印象を語った。
影絵であるため通常のアニメのように表情を読み取ることができないが、坂本は「口の動きに合わせなくていいのでよかった」とニッコリ。さらに「顔が見えないシーンでも、流れの中で見えないはずの生き生きとした表情を浮かんでくるように感じられた」と、シンプルだが美しい映像、セリフに想像力をかき立てられたようだ。
逢笠は、お気に入りのエピソードとして2話目の「ティ・ジャンと瓜ふたつ姫」を挙げ、「キャラクターがマイペースで僕にそっくりなんです」とニッコリ。坂本は映画のコピーになっている「どれぐらい私が好き?」というセリフが登場する、後半のある1話に触れ「一番ショッキングなお話ですが、意外に感じながら楽しんでもらえれば」と優しい笑みを浮かべて観客に語りかけた。
「夜のとばりの物語」は新宿バルト9ほかで公開中。
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