板尾創路&渋川清彦、“キレる”原田芳雄さんを懐かしむ
2012年7月7日 12:30

[映画.com ニュース] 9年ぶりにニュープリント版でリバイバル上映されている、故原田芳雄さんの主演作「ナイン・ソウルズ」の公開記念トークショーが7月6日、東京・渋谷のユーロスペースで行われ、板尾創路、渋川清彦、豊田利晃監督が出席。当時のエピソードや原田さんとの思い出を語り合った。
公開から9年が経過し、当時を振り返った板尾は「原田さんが映画の終盤で雨のなか走るっていうシーンで、原田さんが怒っていたのが印象に残っていて(笑)。確かに最初に見たときはグッとくる感じがなかったけど、すごく意味のある好きなシーン。(原田さんが)今どう思ってはるのか知りたい」とポツリ。渋川は「芳雄さんと(松田)龍平がベシャッて田んぼに突っ込むシーンが印象に残っている。撮影したときは春で寒くて、道にみんなで寝そべっているときも芳雄さんがキレてた(笑)」と明かすと、「その横で豊田さんは『いい画が撮れた』とニヤニヤしていた」(板尾)、「(原田さんに)『覚えとけよ』って言われいた」(豊田監督)と口々に当時の記憶を語った。
本番の撮影直前にセリフが変更になることもあったそうで、板尾と渋川は先輩の原田さんを相手にした演技に苦労をしたという。「アダルトビデオを渡すシーンだけど、もともと『こんな男でも結婚できますかね』っていうセリフはなかった。(リハーサルになかったセリフを言うのは)ドキドキですよ。リハーサル通りやれへんていう、後輩役者の気持ちわからへんやろ!(笑)」(板尾)と恨み節。一方の豊田監督は、「当時はそういうものが必要だと思っていた。芳雄さんだからといって下からいくのは嫌だと思って、対等なところでいきたいと思ってた」と信念を明かした。
豊田監督最新作「I'M FLASH!」にも出演している板尾は、「あんまり監督がいろいろ言ってこないので、自分で考えて動いて、気持ちもつくっていくのは探り探り。試されているような、常にもやもやが残る苦しい感じがある。遠くの方からいつも見られている感じがして、役者の私生活とか人間そのもののを映しだそうとする仕掛けや雰囲気づくりは、怖いところがある。和気あいあいとかではないので、普通に楽しくはない」と豊田組の厳しさを説明する。
「ナイン・ソウルズ」は、豊田監督の「ポルノスター」「青い春」に続く青春3部作の完結編。父親殺しの罪で服役した青年・金子未散(松田)が、息子殺しの罪で投獄された虎吉(原田さん)らと出会い、さまざまな葛藤(かっとう)を抱えながら、希望を見出そうともがく姿を描く。
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