「放課後ミッドナイターズ」主人公の全身タイツ、仏パリで盗難される
2012年7月7日 12:00

[映画.com ニュース] アジアでの一斉公開が決定しているオリジナルアニメ「放課後ミッドナイターズ」が、仏パリで災難に見舞われた。同作は7月5日(現地時間)、パリ郊外で行われている第13回ジャパンエキスポ2012で欧州初お披露目されたが、製作を務めるティ・ジョイのブースに展示されていた、主人公の人体模型を模した全身タイツが盗難に遭い、紛失してしまったことがわかった。
約20万人の来場者を見込むジャパンエキスポは、欧州のアニメファンを中心とする老若男女がコスプレを楽しみ、関連グッズを購入できるなどアニメの現地PRが開催されているほか、個人や地方団体ごとにブース出展し、民芸品や自らの創作物の販売などが行われている。今年は浦沢直樹展が開催されているほか、ももいろクローバーZやきゃりーぱみゅぱみゅらのライブイベントが実施されている。
そんななか、一瞬の隙をついた盗難劇。通報を受けた現地の警備員らは、「フランスでも未公開の作品のキャラクターグッズがこんなに早く盗まれるなんて、非常にレアなケースだ」と驚きを隠さない。ティ・ジョイの関係者も、「なんとも不本意な出来事でびっくりしているが、盗難に遭うほど魅力的なキャラクターグッズだったというふうに、気持ちを切り替えようと思っています」と前向きなコメントを寄せた。
竹清仁監督のオリジナルアニメで、「海猿」シリーズの小森陽一が共同で脚本を手がけた今作。真夜中の小学校を舞台に、怖がりの人体模型キュンストレーキと、心配性の骨格標本ゴスが巻き起こす騒動を描く。山寺宏一がキュンストレーキ、田口浩正がゴスの声を担当したほか、人気声優ユニット「スフィア」の戸松遥、寿美菜子らが参加している。
日本のほかに、韓国、香港、台湾、シンガポールの5カ国での同時公開が決定しているだけでなく、欧州の複数の映画関係者と水面下で交渉が行われているという。
「放課後ミッドナイターズ」は、8月25日からアジアで一斉公開。
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