矢野顕子&パット・メセニーの名曲、柴咲×真木×寺島主演作の劇中歌に
2012年7月6日 07:00

[映画.com ニュース] 歌手の矢野顕子とジャズ・ギタリストのパット・メセニーの共作「PRAYER」が、柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶの主演作「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」の劇中歌として使用されることが決まった。
「PRAYER」は、1992年に公開された矢野の音楽ドキュメンタリー映画「スーパーフォークソング ピアノが愛した女」に収録されている。メセニーが作曲、矢野が作詞を手がけており、今作の映像を見た矢野が改めてレコーディングを敢行。オリジナル曲は矢野の歌唱とピアノのみの構成だが、新たにパーカッションが加わった。
本編では、主人公のすーちゃん(柴咲)が、友人のまいちゃん(真木)からもらったCDに耳を傾け、ひとりで東京の夜のヘリクルージングへと飛び立つクライマックスシーンで登場する。誰もが感じる孤独と向き合いつつ癒し、浄化してくれるシーンで、楽曲と見事に融合している。
矢野は、「『PRAYER』はいつでも歌いたい曲です。本当にいい曲で、曲は私のものではないけれど、パット・メセニーが私のために書いてくれたので。詩は曲が先にあって、その曲に乗せたものではありますけれども、やはり彼のために書いているところもあります。あの曲を歌うと、なんか時の空気とかちょっと思い出しますね」とコメントを寄せている。
30代の女性の日常と恋愛や結婚、仕事などに揺れる姿を描いた益田ミリ氏の人気コミック「すーちゃん」シリーズ(幻冬舎文庫)の映画化。益田氏の作品としては初の映像化となる今作は、都会に住むすーちゃん、まいちゃん、さわ子さん(寺島)が、迷いながらも必死に毎日を生きる姿を描き、同時代を生きる女性たちの背中をそっと押すような作品だ。
「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」は、2013年春に全国で公開。
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