尾木ママ、大阪市長・橋下徹を叱咤激励「愛とロマンで改革して!」
2012年7月3日 21:42

[映画.com ニュース] “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏が7月3日、第84回米アカデミー外国語映画賞にノミネートされたカナダ映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」のイベント試写会に出席。日本の現代教育のあり方について熱弁をふるい、「この映画を1番勧めたいのは橋下(徹)さんよ! 3回くらい見せてあげたい。彼に情熱はあるので、僕のスローガンである『学校は安心と失敗の砦』や『教育は愛とロマン』をきちんと掴んで、そのパワーで改革してほしい!」と皮肉交じりにエールをおくった。
カナダ・モントリオールの小学校を舞台に、担任教師の突然の死に動揺する生徒たちと、そこへやってきた代用教員との交流を描く人間ドラマ。学校で自殺した女教師の代理として雇われたアルジェリア系移民のバシールは、野暮ったくも真摯(し)な姿勢で生徒たちの心を開いていくが、彼自身も悲しい過去と秘密を背負っていた。
尾木は、「静かだけどわざとらしさがない素敵な映画。ケベック州はフランス語が公用語だから、映画としてはフランス映画のような感じ。自然体で深い感動があって、こんな良い映画見たことない!」と大絶賛。また、「ラザールは僕に似てる! 教育に国境はないなと思った。頭で教えるのじゃなく、心から心に伝えていくことが大切」と熱く語った。
日本の教育現場については、「問題が起こるとすぐにカウンセラー頼みで丸投げ。若者の自殺率も過去最高に達していて、理由は就職が決まらないことへの無力感と焦りが多い。若者が働く場所を確保できない国家に未来はない。日本の教育は残念ながらかなり遅れている」と苦言を呈した。そして、「単なる管理ではなく、信頼関係を作ることが大事。子どもは好きな教科は頑張るもので、そういうアプローチで学力を上げていくことが重要。次の時代を作っていく若者をもっと大事にしないと」と訴えた。
「ぼくたちのムッシュ・ラザール」は、7月14日より公開。
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