竹内結子「ストロベリーナイト」名古屋市街全面封鎖し歓喜の撮了
2012年7月3日 20:00

[映画.com ニュース] 竹内結子の主演最新作「ストロベリーナイト」(佐藤祐市監督)がこのほど、愛知・名古屋市内でオールアップを迎えた。同市の協力により、市街地を全面封鎖してクライマックスシーンを撮影。タンク車5台、水の使用量50トンでどしゃ降りの雨を演出する大規模なロケのなか、竹内、大沢たかお、金子賢が今作で最もハードなシーンを演じきった。カットがかかると、竹内はずぶ濡れのまま「やっと終わった~!」と絶叫しキャスト、スタッフとともに喜びを分かち合った。
誉田哲也氏の人気ミステリー小説を原作に、ノンキャリアで成り上がった警視庁捜査一課の女性刑事・姫川の活躍を描いたドラマ「ストロベリーナイト」は、2010年秋にスペシャルドラマとして初めて映像化された。今年1月からは連続ドラマ化され、平均視聴率15.4%を記録。今回の映画化では、シリーズ最高傑作と呼ばれる「インビジブルレイン」が原作となる。
主軸は、警官である姫川と暴力団員・牧田の禁断の恋。今作で姫川は、ひとりのチンピラの惨殺事件の捜査本部に加わる。組同士の抗争が疑われたが、決定的な証拠を得られず捜査はこう着状態になる。そんななか「犯人は柳井健斗」というタレこみ電話が入るが、上層部からその名前が捜査線上に浮かんでも追求してはならないという指示が出る。納得のいかない姫川は単独捜査を始め、その過程で牧田に出会う。
大沢は、6月に都内のホテルで行われた撮影で大立ち回りを演じている。つかみかかってきた相手ののどにパンチを入れ、崩れ落ちたところに繰り出したひざ蹴りが顔を命中。その後も3人を“瞬殺”し、うちひとりには髪を振り乱し片足をつかんだまま蹴り続け、戦意喪失したとみるや投げ落とす極悪非道ぶりを熱演した。その際、シャツがはだけ胸元からは刺青(いれずみ)がのぞく。製作サイドによれば、両胸、背中、両腕にほどこされた刺青は、任侠の世界では最強とうたわれる天下御免(天下五面)があしらわれているという。
竹内は、今シリーズ初参加の大沢を「ふだんは気さくに相談事に乗ってくれる格好良くて優しい兄のようでもあり、私個人にとって王子様的存在でもある方なのですが、牧田という役のフィルターを通すととても恐ろしい人なのでかかわりたくないです。早く撮影が終わらないかと内心では嘆いていました(笑)」と振り返る。一方の大沢は、「姫川玲子はとてもクールでいろんなものを抱えている。男社会のなかで様々なことを犠牲にしたり、心にふたをしたりして生きていかなければならない。そんな姫川を竹内結子さんは現場に入ると常に身にまとっているので、自分も安心して演技ができました」と語っている。
さらに、追加キャストも発表され、物語の重要な鍵を握る柳井健斗役の染谷将太をはじめ金子ノブアキ、石橋蓮司、田中哲司らが出演している。「ストロベリーナイト」は、2013年に全国で公開。
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