高嶋政伸、内野聖陽とのアドリブ応酬にニンマリ 「びっくりさせるの大好き」
2012年6月30日 14:45

[映画.com ニュース] 人気テレビドラマを映画化した「臨場 劇場版」が6月30日に公開を迎え、主演の内野聖陽をはじめ、松下由樹、渡辺大、平山浩行、高嶋政伸、橋本一監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。
横山秀夫の人気サスペンスを原作に、敏腕検視官・倉石義男(内野)と彼のチームが現場と遺体に残された証拠から真実を追求していく姿を描く。2年前に起こったある事件との関係が疑われる殺人事件の真相が明らかにされていく。
映画を見終わったばかりの観客の大歓声で迎えられた内野は「いい出会いから生まれ、みなさんが愛してくださったからできた作品です。やるだけやれたかなと思っています」としみじみと語った。検視官・倉石を演じてきたこの3年間をふり返り「一言で言えないものがあります。検視について全く知らないところから始まった。倉石は検視官という領分を踏み越えていきますが、自分も役者の領分を踏み越えていくようになり、重なる部分があります。“根こそぎ拾う”という倉石のスピリットがいつの間にか自分の役者としての信条になりました」とこのシリーズがいかに大きな存在かを語った。
高嶋は「ウッチ―(内野)はまれに見る役者バカ」と評し「のめり込みがすごい。もう倉石って名前にしたら? と言うほどそのものなんです。こっちも命懸けでケンカ腰でやりましたが、その丁々発止のやり取りが面白くなっていった」と称賛。
内野が「(高嶋は)ひどいんです。毎回、リハーサルでやってないことを本番でやってびっくりさせてくる」と不満を明かすと高嶋はニンマリ。「びっくりさせるの大好きで、そのことばかり考えてます」と嬉しそうに語っていた。
倉石の薫陶を受けた刑事を演じる渡辺は、役柄と同様に内野から多くを学んだよう。随所に見られる内野とのアドリブのやり取りについて「怖かったけど楽しかったです」と述懐し、「(演じた)一ノ瀬が倉石の背中を見て育ったように、僕も内野さんの背中を見て常に学ぶことができたのは大きな経験でした」と笑顔で語った。
「臨場 劇場版」は全国にて公開中。
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