夭折の天才ジャズピアニスト、M・ペトルチアーニのドキュメンタリー公開
2012年6月13日 19:03
[映画.com ニュース] フランスを代表するジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの激動の人生と、至福の音楽にスポットをあてたドキュメンタリー映画「情熱のピアニズム」の日本公開が決定した。
ペトルチアーニの生誕50年を迎える今年、壮絶な障害を抱えながらも音楽と女性からの愛を一身に浴びた天才ジャズピアニストの生涯に焦点を当てたドキュメンタリーが完成した。数奇な人生は、全身の骨が折れた状態で生まれた瞬間から始まる。ガラスのような骨をもつ難病のため、幼少時は歩行すら困難で、身長は成人時でも1メートルしかなかった。しかし、ペトルチアーニにはけた外れの音楽的才能と、誰からも愛されるカリスマ的人格があった。
ヨーロッパでは初めて名門ブルーノート・レコードと契約し、フランス最高のピアニストと称えられた栄光の日々はもちろん、常に女性問題に悩まされたプライベートをも描く。また、著名なミュージシャンと世界中を飛び回った演奏旅行をも網羅しており、36歳で死去するまで時代の寵児(ちょうじ)が駆け抜けた生涯に、「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督が迫る。
「情熱のピアニズム」は、10月に公開。