「少年は残酷な弓を射る」原作本の日本発売が決定
2012年5月27日 16:00

[映画.com ニュース] 昨年のロンドン映画祭で作品賞を受賞した「少年は残酷な弓を射る」の原作本の日本発売が決定した。作家のキャリアを捨てた母親と、その母親に異常なまでの悪意と執着心を抱く息子との関係を描いた作品で、その過激な内容に日本では発売不可能と思われていた。
ライオネル・シュライバー原作の「We Need To Talk About Kevin」は英国女性作家文学賞の最高峰オレンジ賞に輝いた400ページに及ぶ長編で、英米ではベストセラーとなっている。幼い頃から母に懐くことなく反抗を繰り返していく息子、そしてわが子へ激しい戸惑いを見せる母親の間に起こる事件の過激な描写から、日本での出版は難航していた。
しかし映画の日本公開決定と、そして英国版に寄せられた「この作品は多くの女性が感じていながら決して口に出すことのなかった真実……母になることへの怖れと生まれてくる子を愛せないかもしれないという不安を広く知らしめた」という批評に引かれた女性編集者が出版を決意し、日本でも発売されることが決定した。
映画ではティルダ・スウィントンと美ぼうの新人俳優エズラ・ミラーが共演、愛憎入り混じった母子関係を熱演する。
「少年は残酷な弓を射る」は、6月30日から公開。同名の原作本(上下巻・1700円予定)は、6月15日イーストプレスから発売。
(C)UK Film Council / BBC / Independent Film Productions 2010
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