キーラ・ナイトレイが動画で語る「ロンドン・ブルバード」のヒロイン像とは?
2012年5月24日 20:00

[映画.com ニュース] 汚れた過去と決別するため、孤独な戦いに身を投じる元ギャングをコリン・ファレルがクールに演じる「ロンドン・ブルバード LAST BODYGUARD」で、元女優のヒロインに扮したキーラ・ナイトレイが、映画.comが入手したインタビュー動画を通じてキャラクターや共演者について語っている。
パパラッチに怯えながらひっそりと暮らすヒロインのシャーロットを、ナイトレイは「夫と別居している引きこもりがちな女優で、おそらく重度のうつ病だと思うわ」と語る。同じ女優という立場から、「“見られている”のがどんな気持ちかよく分かる」といい、衣装デザインのオディール・ディックス=ミローと相談し、「スキニー・ジーンズにハイヒール、ロサンゼルスにいそうなありきたりの女優(像)にはしたくなかった。写真を撮られる度に自分を“売る”ような感覚も、彼女には受け入れがたいもの。そういう役柄を表現したかった」という役作りのポイントを明かしている。
本作で初めてメガホンをとった、「ディパーテッド」のオスカー脚本家ウィリアム・モナハンとの仕事が刺激的だったようで、「現場では常にたくさんのことを考えている人。彼の様子を見るのもかかわるのも楽しい。俳優の意見をたくさん聞いてくれるの。そんな監督はめったにいないので、映画作りに参加している実感が沸いた」と笑顔を見せる。ボディガードという立場から、やがて恋に落ちていくミッチェル役のファレルについても「彼のすごいところは、人物の冷たさや厳しさと同時に繊細な面を感じさせられること。犯罪者でありながら心優しい人物だと感じさせられるのは、すごい才能。スティーブ・マックィーンみたいなクールさがある」とベタボメだ。
「ロンドン・ブルバード LAST BODYGUARD」は、ハリウッド映画の古典「サンセット大通り」をベースにアイルランド人作家ケン・ブルーエンが記した「ロンドン・ブールヴァード」(新潮社刊)の映画化。スタイリッシュな映像と60年代ロックの名曲を背景に、裏社会から陽の当たる世界へ踏み出そうとする男の戦いと愛が描かれる。ブルーレイ&DVDは発売中。
(C)2010 GK FILMS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
スプリングスティーン 孤独のハイウェイ
【人生にぶっ刺さる一本】すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの面白そうな物語は…!
【ヤバすぎる世界へ、ようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”…予告だけで今すぐ観たい!
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ