YouTubeで20万ビュー、母を撮って2年半「毎日がアルツハイマー」公開
2012年5月13日 10:30

[映画.com ニュース] 関口祐加監督の最新長編動画「毎日がアルツハイマー」が完成し、7月14日から劇場公開されることが決まった。
関口監督は2010年、アルツハイマー病であると診断された母と過ごす毎日を、2年半にわたり撮影した動画をYouTubeに配信。介護に悩む多くの人々の共感を呼び、累計視聴数は20万ビューに及んだ。
今作は、認知症によって失われていく機能についてではなく、残された脳機能に焦点を当てている。認知症が進行するにつれて喜怒哀楽がはっきりとし、より明るく、よりあけすけな性格へと変貌を遂げた母の姿に迫る。
100時間以上にわたり撮影された記録を再編集し、本能のままに生きる母と家族の暮らしは、笑って、怒って、泣いて、そしてまた笑う……。家族のあり方、人間の尊厳とは何かを問いかけるとともに、介護のなかでも垣根が高く、あまりオープンにされていない認知症介護の現状を変える突破口になりうる作品だ。
「毎日がアルツハイマー」は、7月14日から東京・ポレポレ東中野、銀座シネパトス、神奈川・横浜ニューテアトルで公開。
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