石原良純、父・石原慎太郎との思い出は「家にいなかった」
2012年5月7日 20:58

[映画.com ニュース] タレントの石原良純が5月7日、都内で行われた長編アニメ「虹色ほたる 永遠の夏休み」の完成披露試写会に、教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏、宇田鋼之介監督らとともに出席。小学生の子どもを持つ石原は、父の石原慎太郎東京都知事との思い出を問われ「家にいませんでした。魚とりに連れて行ってくれたことはあったけど……」と苦笑い。自らと比べ「(父親らしさは)100対0かな。でも父親がどういう形で子どもに残せるかはわからない。僕のような父親が得なのか、わけのわからない父親が得なのか」と語った。
原作は、作家・川口雅幸が自身のホームページで連載したことをきっかけに、人気を博した同名小説。父親を交通事故で亡くした少年ユウタが、タイムスリップした30年前の世界で家族とのきずなや友情を育む姿を描く。
今作の応援隊長を務める尾木氏は、「原体験っていうのは本当に重要。作品のなかに表れているので、教育効果も高いと思う」と教育者の視点から熱弁。そして、CGを使わず手描きで製作された今作の柔らかな画風は「人と人との温かさがあり癒される」と絶賛し、「震災後の日本の現状で、子どもたちがきずなを見つめ直す姿がマッチしている」と太鼓判を押した。
気象予報士としても活躍する石原はこの日、“「虹色ほたる」前線”と銘打ち「5月19日に初日を迎えて、“『虹色ほたる』現象”が起こります!」と予想。そして、「当たり前の景色のなかに僕らの暮らしの一番大事なものがある。親子で見て、昔を伝えることができる。親子で時間を過ごすことで、話題のスタートになる」とアピールした。
「虹色ほたる 永遠の夏休み」は、5月19日から全国で公開。
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