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「永遠の僕たち」に“サイレント映画”風の別バージョンが存在

2012年5月3日 15:35

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“沈黙”が奏でる「永遠の僕たち」別バージョン
“沈黙”が奏でる「永遠の僕たち」別バージョン
(c)2011 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] デニス・ホッパーの忘れ形見ヘンリー・ホッパーと「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ、日本の加瀬亮が出演したガス・バン・サント監督の最新作「永遠の僕たち」のセル版ブルーレイとDVD(現在発売中)に収録された、もうひとつの本編ともいえる“サイレント・バージョン”が話題を集めている。

ブルーレイ&DVDの特典映像として収録されているのは、約75分間の「『永遠の僕たち』サイレント・バージョン」。本編をモノクロで収録しただけではなく、オープニングなどを“サイレント映画”風に仕上げた凝りようで、使われているカットも俳優たちが本編で使われたものとは別に無言で演じたもの。声によるセリフを一切排しながらも、見る者にメッセージが伝わるように努めた俳優陣の演技と映像は、まさにもうひとつの本編、あるいはもう一編の映画ともいえる内容だ。

永遠の僕たち」は、交通事故で両親を失い臨死体験をした少年イーノック(ホッパー)と、余命3カ月の少女アナベル(ワシコウスカ)が繰り広げる、奇妙で美しいラブストーリー。加瀬は、イーノックだけが見える死の世界から来た日本人青年ヒロシを演じ、“死”というものによって結びつけられながらも、みずみずしい関係を築いていくイーノックとアナベルを見つめる姿で強い印象を残している。

永遠の僕たち」ブルーレイ&DVDは発売中。


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