48歳・伊原剛志、学ラン姿で高校生役を熱演&熱唱
2012年4月29日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の伊原剛志が、三池崇史監督がメガホンをとり妻夫木聡と武井咲が主演した「愛と誠(2012)」で、学ラン姿を披露している。伊原は現在48歳だが、高校生の座王権太役を嬉々とした表情で演じた。
梶原一騎の人気純愛漫画の4度目となる映画化。西城秀樹と故早乙女愛さん主演で映画化されてから38年が経過するが、今作では音楽プロデューサーの小林武史が映画音楽を担当し、キャストが“唄って踊る”ミュージカル仕立てのシーンが多く盛り込まれているのが特徴だ。
伊原が演じる権太は、花園実業に転入してきた太賀誠(妻夫木)が静かな迫力と暗さを感じさせる高原由紀(大野いと)と心を通わせていくことに、嫉妬の炎を燃やすという役どころ。由紀を一方的に愛し、用心棒を自認する権太はケタ外れの破壊力を爆発させ、誠に大ケガを負わせるアクションシーンは圧巻といえる。さらに、舎弟分を引き連れて「オオカミ少年ケンのテーマ」を熱唱する場面は必見だ。
振り付けを担当したパパイヤ鈴木も、伊原の姿に大満足の様子。「権太が『オレ、踊れないっすよ!』と言っていたわりには、どんなことも全力でやってくださり、ダンスを超えた気迫のダンスがかなり良かったです」。
歌唱するのは伊原だけでなく、妻夫木が西城の大ヒット曲「激しい恋」を歌えば、武井は伸びやかな声で「あの素晴しい愛をもう一度」を披露している。ほか、昭和を代表する歌謡曲「空に太陽があるかぎり」「夢は夜ひらく」「また逢う日まで」などを、意外な人物が歌っている。
「愛と誠(2012)」は、6月16日から全国で公開。
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