AKB指原主演「ミューズの鏡」、夏映画化
2012年4月22日 08:30
[映画.com ニュース] 2012年1月から6月にかけて、日本テレビで毎週土曜の深夜に放送中の連続ドラマ「ミューズの鏡」が、早くも映画化されることが決まった。仮題は「映画版 ミューズの鏡」。松竹の配給で、12年に全国で公開される。
連続ドラマ「ミューズの鏡」は、「AKB48」の指原莉乃が初テレビドラマ主演を果たした話題作。何も取り柄がないように見える主人公・向田マキ(指原)が、劇団ミューズの演出家・沖田竜(池田成志)に見出され、成長し、女優として覚醒していくサクセスストーリー。
国民的な人気を誇る「AKB48」において、指原は昨年の選抜総選挙で9位というポジションを獲得。バラエティ番組にも引っ張りだこで、その勢いは留まるところを知らない。その指原が、テレビドラマ初主演を飾った本作で、今度は映画初主演に挑む。
監督・脚本は、テレビドラマから引き続き福田雄一が手掛ける。福田はこれまでに、ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」や「33分探偵」、映画「僕たちと駐在さんの700日戦争」、DVD「THE3名様」を生みだしたヒットメーカー。特に深夜テレビドラマ界で熱狂的なファンを獲得している。
テレビドラマは、貧乏な家庭に生まれ育ち、その日の食事にも事欠く少女、向田マキが、ある日「劇団ミューズ」と出合うエピソードから始まる。舞台演出家である沖田に秘めていた才能を見出され、血のつながらない母から演劇の反対を受けながらも、沖田の指導の元で成長し、女優としての天才ぶりを発揮していく。そんな女優として成長する自分に愛を打ち明けてくる仲間の劇団員たち。大女優として目覚めていく自分。大女優になるためなら魂を悪魔に売る自分。自らの秘められた才能に驚きつつも前へ進む。マキはどこに向かうのか、そして恋の行方は。映画版ではどんなストーリーが展開されるのか注目される。
ドラマでは他に、平野綾、水沢奈子、荒井萌、上田眞央、陽月華、竹財輝之助、浪川大輔が出演中。映画版の出演者はまだ明かされていない。(文化通信)