大和田獏、ハリウッドデビューで大和田“バグ”に改名!?

［映画.com ニュース］　俳優の大和田獏が4月18日、都内のスタジオで人気SFシリーズの製作15周年記念フルCGアニメ「スターシップ・トゥルーパーズ　インベイジョン」の公開アフレコを行った。シリーズを通じて人類をおびやかす昆虫型宇宙生命体“バグ”の奇声に挑み、「俳優にとってハリウッドデビューは名誉だけど、まさかこんな形で実現するとは。これで大和田“バグ”に改名するかも」とノリノリだった。

SF小説の巨匠ロバート・A・ハインラインの名作「宇宙の戦士」を原作に、人類とバグの壮絶な戦いを描いたシリーズ「スターシップ・トゥルーパーズ」の最新作。バグに占拠された地球連邦の戦艦による地球侵略を防ぐため、パワードスーツに身を包んだ精鋭トゥルーパーたちが立ち上がる。「APPLESEED」「エクスマキナ」の荒牧伸志監督が抜擢され、主人公のジョニー・リコや女性パイロットのカルメンらおなじみのキャラクターも登場する。

大和田は、鋭く尖った脚を武器に圧倒的な数で人類に襲いかかる“ウォリアー・バグ”に扮し、「声優をやるのは20年ぶりくらい。これまでは一応人間の役だったので、バグの気持ちをどう理解してやるか難しかったけど、想像力を働かせながら楽しくやらせていただいた」。しかし、「みんなは冷たい目で見るけど、鳥や虫の物真似とかやるのが好き。家で練習してたら女房が妙な顔で見て、『家ではやらないで』って言われた」と明かし、笑いを誘った。

荒牧監督は、「バグはもう1つの主役で大事なキャラクター。大和田さんが今日来てくれるか心配だったけど、しっかりやっていただいた上にとにかく面白かったので、欲張って隠し玉のバグの声もお願いした」と絶賛。そして、「原作は映画以前から大好きな作品で、この業界に入ったきっかけでもあり、僕の原点。原作ファンも映画ファンも満足できる、実写に負けないような完璧な宇宙戦争のエンタテイメントを目指して作ってる」と期待をふくらませた。

「スターシップ・トゥルーパーズ　インベイジョン」は、7月21日より公開。