「アイアンマン3」は中国との共同製作に
2012年4月18日 11:20

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーと傘下のマーベル、そして中国企業のDMGエンタテインメントが、「アイアンマン3」を中国で共同製作すると発表したことを、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
急成長の中国市場を開拓したいハリウッド側と、投資機会を探している中国側との思惑が合致した形だ。北京を拠点にするDMGエンタテインメントは、「アイアンマン3」への共同出資と中国配給を手がけることになる。
「アイアンマン3」のストーリーにおける中国の割合、また、DMGの出資額は明かされていない。中国は外国映画に対し、厳しい上映制限を設けていることで知られ、これまで年間20作品のみだったが、今年になって3D映画やIMAX映画の場合はさらに14作品受け入れると、規制が緩和されていた。
外国との共同製作作品の場合は外国作品とみなされず、また、DMGは官営の中国電影集団(China Film Group)と密接な関係にあるため、「アイアンマン3」は検閲されずにスムーズに上映されるものと思われる。同社は広告会社から映画製作会社に発展した一般企業で、中国建国60周年と中国共産党成立90周年を記念して作られた2作のプロパガンダ映画の製作援助と宣伝を担当することで、中国電影集団と太いパイプを築いた。
中国市場は、2011年の累計興行収入が前年対比31%アップの20億8000万ドル。なお、「アイアンマン3」には、ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードルらメインキャストが出演。前2作を手がけたジョン・ファブロー監督に代わり、「キスキス,バンバン」のシェーン・ブラックがメガホンをとる。5月にクランクインし、2013年5月に全米公開される予定。
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