濃密な愛を描くフィリップ・ガレル監督「愛の残像」「灼熱の肌」予告編公開
2012年4月17日 16:44

[映画.com ニュース] 10代で鮮烈な監督デビューを果たし、“ヌーべル・バーグの恐るべき子供”“ゴダールの再来”と呼ばれた、フランス映画界の名匠フィリップ・ガレル監督作品「愛の残像」と「灼熱の肌」の連続上映が決定。このほど予告編が公開された。
1970年代にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫・ニコと結婚、「内なる傷跡」「孤高」などニコとともに前衛的な作品を製作したことでも知られるガレル監督。ニコとの別離後も、アンヌ・ビアゼムスキー、ジャン=ピエール・レオ、カトリーヌ・ドヌーブら名優たちとタッグを組み、さまざまな愛の形を表現してきた。
「愛の残像」(08)は、パリを舞台に若い写真家と人妻の激しくも悲しい愛を美しいモノクロームの映像で描く。ローマでのひと夏の出来事を鮮やかな色彩で映した新作「灼熱の肌」(11)では、画家と映画女優が破滅へと向かっていく様を官能的に切り取り、イタリアの宝石と形容されるモニカ・ベルッチが惜しげもなく妖艶な裸体を披露している。
両作共にガレル監督の息子ルイ・ガレルが出演し、退廃的な美しさで存在感を見せている。予告編では、2作品の印象的なシーンを抜粋。白黒、カラー作品ともに情感溢れる映像美で、それぞれの濃密な愛の物語を映し出す。
(C)2011-Rectangle Productions / Wild Bunch / Faro Film / Prince Film
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