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水谷豊&安田成美、初共演実現は木梨憲武の後押しのおかげ

2012年4月12日 19:48

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完成披露試写会で家族さながらの仲の良さを見せた水谷豊、安田成美ら
完成披露試写会で家族さながらの仲の良さを見せた水谷豊、安田成美ら

[映画.com ニュース] 俳優・水谷豊の主演最新作「HOME 愛しの座敷わらし」の完成披露試写会が4月12日、都内の劇場で行われ、水谷をはじめ共演の安田成美濱田龍臣橋本愛草笛光子和泉聖治監督、原作者の荻原浩氏が舞台挨拶に立った。

夫婦役を演じた水谷と安田は、古くからの知り合いだったそうだが今作が初の共演。水谷は、「この映画に出演が決まったとき、(妻役は)安田さんだったらいいなと思っていた」と、当初から共演を熱望していたことを明かした。さらに、「僕は(安田の夫の木梨)憲武と付き合いが長いんです。彼が『ねえ、これ豊さんだよ? やるよねえ?』と言ってくれたことがきっかけで、決めてくれたらしいんです。憲武に初めて感謝しました」と話し、場内の笑いを誘った。

一方の安田は、終始笑顔で「本当に楽しかったんです。現場ではもっと厳しくて大変なのかなと思ったのですが、自由にやらせてくれた。合間、合間も盛り上げてくださった」と語り、“良妻”ぶりを発揮。草笛は、水谷と約37年ぶりに親子を演じたといい「豊さんとデートをしていたら『一緒にやってくれ』と言われたの。『いいわよ、あなたとなら』と返事をして、原作を見てみたら認知症の役だったの。私に何も言わずに!」とベテランならではの裏話で盛り上げた。

メガホンをとった和泉監督は、「テクニックとか一切いらなかったので、僕はただ見つめていようと現場にいました」とキャスト陣に最敬礼。荻原氏は、「こんな美男美女に演じていただいて……。こんなはずじゃなかった」と恐縮しきりだった。直木賞候補になった人気小説が原作の今作は、家族の再生がテーマ。東京から岩手の古民家へ引っ越すことになった一家が、不思議で愛らしい“座敷わらし”との出会いを通じて、それぞれの生きる意味や自信を取り戻し、家族の絆を再構築していく姿を描く。

HOME 愛しの座敷わらし」は、4月28日から全国で公開。

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