第4回沖縄国際映画祭は香港映画が2冠 過去最多41万人動員
2012年3月31日 21:27

[映画.com ニュース] 第4回沖縄国際映画祭が3月31日、メイン会場となる宜野湾・沖縄コンベンションセンターで行われたクロージングセレモニーで各賞を発表し、香港映画「Tao Jie (A Simple Life) (原題)」が“Peace部門”海人賞グランプリ、審査員特別賞ゴールデンシーサー賞の2冠を戴冠し幕を閉じた。“Laugh部門”海人賞グランプリは、タイ映画「SuckSeed(原題)」が受賞し。また、審査員が印象深い作品としてアカデミー賞5冠の「アーティスト」、又吉直樹主演作「タバコイ タバコで始まる恋物語」を挙げた。
昨年の第3回沖縄国際映画祭は、3月11日に発生した東日本大震災により開催の是非が問われたが、「Yell, Laugh&Peace」というスローガンのもとチャリティに主軸を移して開催。第2回対比で観客動員約7万人減という結果となったが、今回は好天にも恵まれ約41万人と過去最多動員を記録した。
授賞式には枝野幸男経済産業大臣も出席し「沖縄には、世界に誇れる歴史、文化があります。日本にしかない活気と情熱もあります。もっともっと多くの国の人々に参加していただければ、沖縄を愛してくれる人がもっともっと増えると思います」と挨拶。さらに、「こういう映画祭を経産省がやるべきなんでしょうが、役所がやると面白くなくなるから、これでいいんだと思います」と話し、笑いを誘った。
今回は、会場内にあるトロピカルビーチに世界最大の移動式スクリーン「CineScreen400」を設置。“あなたの人生のベストムービー”を屋外上映し、日没からの上映にもかかわらず多くの観客が観賞した。さらに、初の女性向けコンテンツ「“ちゅらイイ”GIRLS UP!ステージ」では土屋アンナ、鈴木奈々、小森純らがファッションショーを行うなど、新たな試みを積極的に取り入れた。
同映画祭の大崎洋実行委員長は、「4回目の映画祭が終わろうとして寂しい限り。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。来年は3月23~30日に第5回の開催が決定。「経済産業省もお金はないけど、それ以外なら何でも協力すると言ってくれた。映画祭スタッフ、県民の皆さんで歌って踊りながら自分たちで稼ぎましょう!」と力強く語り、場内から喝さいを浴びていた。
フォトギャラリー
関連ニュース
ryo、kzらボカロP多数参加 スタジオコロリド×スタジオクロマト「超かぐや姫!」26年1月22日Netflix配信 「ワールドイズマイン」が流れる特報公開
2025年11月12日 15:00
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ