宇宙飛行士・古川聡氏、あこがれのウルトラセブンとご対面
2012年3月22日 16:30
[映画.com ニュース] JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙飛行士の古川聡氏が3月22日、劇場版シリーズ最新作「ウルトラマンサーガ」(おかひでき監督)の公開を記念し、東京・丸の内のJAXA東京事務所でウルトラセブンと対面。セブンにあこがれて宇宙飛行士への道を選んだという古川氏は、「宇宙に興味をもつきっかけとなったセブンに会えるなんて、本当に感慨深い」と感激しきりだった。
シリーズ初の3Dで製作された45周年記念作品。謎の侵略者バット星人により占領された地球を救うため、それぞれ異なる時空から集結したウルトラマンゼロ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンコスモスの3人が力を合わせて地球に平和を取り戻す。歌手でタレントのDAIGOが、セブンの息子・ウルトラマンゼロと一体化する新人パイロットのタイガ・ノゾム役で映画初主演を果たした。
古川氏は、国際宇宙センター(ISS)に日本人の連続宇宙滞在最長記録となる約5カ月半滞在し、昨年11月22日に地球に帰還。「宇宙ステーションに出張して、充実したさまざまな化学実験が行えた。これからの生活をより豊かにするような、今後皆さんが気軽に宇宙に行ける準備となったらいいなと思っていた」と述懐した。
そして、ウルトラセブンに変身するモロボシ・ダン役を演じる俳優・森次晃嗣も駆けつけ、古川氏と固く握手。「感激すぎて信じられない。現実なのかという感じ」と驚きを隠せない古川氏は、「宇宙人が単純に悪ではないというストーリーが好きだった。地球人も色々と考えなければいけない」とシリーズの魅力を語った。
森次も、「会えてうれしい。私は宇宙人を長いことやっているけど、いまだ宇宙に行ったことがない。古川さんが宇宙飛行士になりたいと思ったきっかけの作品に出られて大変光栄」とニッコリ。「今後も愛、夢、勇気、希望などを子供たちに伝えられるような作品づくりをしていきたい。円谷プロには、手作りならではの特撮のロマンがある」と言葉に力を込めた。
「ウルトラマンサーガ」は3月24日から全国で公開。
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