阿部寛&市村正親&宍戸開、銭湯で“濃い顔”談義
2012年3月22日 12:17

[映画.com ニュース] 古代ローマの浴場と日本の風呂をテーマにしたギャグ漫画を映画化する「テルマエ・ロマエ」(竹内英樹監督)の完成会見が3月22日、東京・蔵前の銭湯「梅の湯」で行なわれ、主演の阿部寛、上戸彩、市村正親、宍戸開が出席した。
イタリア人の夫をもつ漫画家ヤマザキマリの同名コミック(「月刊コミックビーム」で連載中)が原作で、「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をダブル受賞した話題作だ。タイトルは「ローマの風呂」を意味し、累計発行部数はすでに500万部を突破している。
阿部は、古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウスに扮した。アイデアに煮つまったため友人に誘われて訪れた公衆浴場で、現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまうという役どころ。イタリアロケ時には、出演者同士で“誰が一番濃い顔か”という話をしていたそうで「この話をすると、必ずケンカになる」と苦笑いを浮かべる。
この日は不在の北村一輝を引き合いに出し、市村が「我々は髪をクリンクリンにしないとイタリア人に見えないけれど、北村はクリンクリンにしなくてもイタリア人。だから、あいつが一番濃いんだよ!」と豪語。劇中で紅一点のヒロインを演じた上戸は、濃い顔の“ローマ人”たちを見わたし「私は、現場で静かーに『みんな一緒だよ』と思っていました」と語り、爆笑を誘った。
多くの入浴シーンに臨んだ阿部は、「原作のことは知っていたけれど、まさか自分にオファーがくるとは。でも、やればイタリア人に見えるものですね。思った以上のスケールの大作になった。思い切り笑って楽しんでください!」と自信のほどをうかがわせた。
「テルマエ・ロマエ」は、4月28日から全国で公開。
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