髪ばっさり平愛梨、ご当地映画「からっぽ」でヒロインを熱演
2012年3月12日 06:00

[映画.com ニュース] 女優の平愛梨が、群馬・桐生を舞台にした映画「からっぽ」のヒロイン・シーナ役として出演していることがわかった。「20世紀少年」シリーズのヒロイン・カンナ役のオーディション時、長かった髪をばっさり切って臨んだことが話題になったが、今回も作品のイメージに合わせたショートカットにし撮入した。
同作は、存在感のまったくない高校生・加藤小判(清水尚弥)が主人公。誰からも存在を意識されていないときのみテレポートする能力を持っているが、テレポート先ですっ裸になってしまう欠点がある。ある日、家を追い出された小判は、誰もいないはずのテレポート先でシーナという女性に出会う。小判の能力に興味をもったシーナもまた帰る家がなく、ふたりの奇妙な共同生活が始まる。
平は「20世紀少年」完結後も映画やドラマで活躍し、現在は「ヒルナンデス!」「もしもツアーズ」といったバラエティ番組でも独特の存在感を発揮している。今作を撮り終えて、「人を思う気持ちとは何かを考えさせられました。この作品に込められたメッセージを、ひとりでも多くの方の胸に届けることができれば幸いです」とコメントを寄せた。
主演の清水は、中島哲也監督作「告白」やドラマ「山田太郎ものがたり」「鈴木先生」などに出演経験のある16歳の高校生。今作の見どころを「個性あふれる登場人物の皆さんです。平さん演じるシーナさんをはじめ、どのキャラクターも個性的で愛される作品だと思います!!!」と力強く語っている。
メガホンをとったのは、同市出身で27歳の草野翔吾監督。早稲田大学社会科学部在学中からNHK-BSの特番ドラマの監督を務め、「からっぽ」では大杉漣、三浦誠己、山本浩司、品川徹、宮下順子らが脚本を読んで出演を快諾した。今作を「人に恵まれた映画」と公言しており、「特に立派な経歴のない僕が、とにもかくにも1本の映画を完成させることができたのだから、そこに疑う余地はないかと思います」と感謝の念を抱いている。
「からっぽ」は、3月24日に開幕する第4回沖縄国際映画祭で上映後、4月下旬にロケ地・群馬県内で先行上映し、6月から東京ほか各地で順次公開予定。
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