AKB大島優子「闇金ウシジマくん」で“汚れ役”の映画初ヒロイン
2012年2月21日 06:00
[映画.com ニュース] 「AKB48」の大島優子が、山田孝之の主演映画「闇金ウシジマくん」にヒロインとして出演していることがわかった。大島は、母親の借金を肩代わりしたことで、ウシジマから取り立てを受け追い詰められていく鈴木未來を演じる。
連続ドラマ「私が恋愛できない理由」で半沢真子役を好演した大島が、ひと回り大きくなって映画の舞台に戻ってくる。子役時代に「大怪獣東京に現わる」(1998)に銀幕デビューし、「テケテケ」(09)では主演を務め上げた。近年では「スイートリトルライズ」などに出演しているが、通算12作目となる今作では、破滅への道をたどるフリーターに扮し、“汚れ役”に挑戦する。
大島が演じる鈴木未來は、母の借金を肩代わりし、返済のために「ほんの少しだけなら……」と出会いカフェでのバイトを始める。昨夏、出演が決まり台本を読んだ大島は、「人が目を背けてしまうような題材に真正面から挑む姿勢が格好いい」と、タブーを恐れぬ作品の世界観に共感し、撮影に臨んだという。
金のために時間を切り売りする“欲望の世界”に足を踏み入れてしまう役どころに、「未來は光と闇の間でどちらにいってしまうのか。不安を感じるキャラクターでとても難しい役柄でしたが、素晴らしい役者さんたちに囲まれ、何とか演じきることができました」と述懐。さらに、「人間がガムシャラかつ必死に生きようとする姿が描かれていて、人が生き抜くためのヒントが見つかる作品だと思うので、ぜひ劇場で楽しんでみてください」とアピールした。
さらに、林遣都がこれまでのさわやかな好青年のイメージから一転、強欲で野心的な役に挑む。イベント系サークル代表のジュン役で、のし上がるためには手段を選ばない狡かつな内面を持ち合わせている。イベントの資金調達のため、ウシジマの経営する「カウカウ・ファイナンス」を訪れ借金を懇願するが、金を手にして店舗を後にする姿からはさわやかな姿はどこにもない。
また、ドラマ版からウシジマの部下を演じてきた崎本大海、やべきょうすけが“再登板”する。原作ファンの間で高い支持を受ける“肉蝮”には、新井浩文を起用。ほか、岡田義徳、ムロツヨシ、黒沢あすからが“エグさ”全開の世界観を忠実に再現する。
「闇金ウシジマくん」は、8月25日から全国で公開。
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