天才子役が「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を語る
2012年2月18日 18:17

[映画.com ニュース] 本年度のアカデミー作品賞・助演男優賞の2部門にノミネートされている「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」が、2月18日に公開を迎えた。同作で主人公オスカーを熱演し、天才的な演技で注目を集めるトーマス・ホーンに、作品について聞いた。
スティーブン・ダルドリーが監督を務め、両親役にはトム・ハンクスとサンドラ・ブロックという布陣。アカデミー賞に縁のある才能が結集した同作で、初めてとなる演技に挑んだホーンは「僕が演技するのが初めてだからといって、周りはそういう扱いをしないでくれました」と振り返る。誰もが絶賛する、痛みを伴いながらも父を亡くした喪失感を乗り越えていく少年の役作りには「撮影に入る前の2カ月間のトレーニングがとても役に立ちました」と明かす。「監督とスタッフが演技指導をしてくれたのですが、その場面ごとにオスカーの考えや行動する意図、そのヒントとなる動詞が示されていて、とても理解しやすいようにしてくれていた」。そして、父親を演じたハンクスの存在が「とてもやりやすかった」という。
「有名な俳優である前に、とにかく人間的に優しくて思いやりのある人。初めて会ったときは緊張したけれど、5分も経たないうちに僕をとてもリラックスさせてくれました。彼が完璧に父親を演じ切ってくれたことで、僕もスムーズにオスカーを演じることができたと思います」
物語は、9・11のテロによって愛する父親を失った少年が、父が残したカギが開ける扉を求めてニューヨーク中を駆け回る姿が描かれていく。そこでの数々の出会いが、少年を哀しみの淵から連れ出し、一歩ずつ前へと進ませていくのだ。
「昨年、日本が大きな災害に見舞われたのは知っています。僕もすごくショックを受けました。心からお悔やみを申し上げたいです。この映画は、人が悲しみを乗り越えるには、自分の中にそれを押しとどめるのではなく、他の人に話すこと、共感してもらうことが大切なんだと教えてくれます。ポジティブな願いを受け止めて、ぜひプラスの気持ちで進んでいってほしいです」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は、現在公開中。
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