「長ぐつをはいたネコ」A・バンデラスがヒーロー誕生秘話を語る
2012年2月17日 21:00
[映画.com ニュース] アントニオ・バンデラスが、人気アニメシリーズ「シュレック」の初スピンオフ映画「長ぐつをはいたネコ」について語るインタビュー映像を、映画.comが独占で入手した。
同作は、無実の罪から故郷を追われたネコのプスが、たまごのハンプティ、謎の美女ネコキティとともに宝探しの冒険に飛び出す。仲間や家族とのきずなを描くと同時に、プスの生い立ち、長靴にまつわる秘話が明かされる。
「シュレック」シリーズに続き、プスの声を担当したバンデラスは「情熱的なヒーローでいいヤツなんだ。道徳心や忠誠心を持っていて、友情もすごく大事にする」と魅力を分析。キャラクターを象徴する長靴は、「履いていないとダメなんだ。あれはヒーローの必需品。おしゃべりは単なる駆け引きで、長靴あってのキャラクターなんだよ」と明かす。
インタビュー映像は、バンデラスがプスの誕生秘話にも触れ「テレビのシリーズ物みたいに何度も登場しない映画のわき役だった。でもキャラクター設定の初期段階から、彼の特徴や個性などをしっかり決めてつくった」と語っている。そして、シリーズを通して演じたプスは「僕にとっては単なるネコではなくて、表情豊かな生き物かな。物事を表現する力を持つ貴重な存在」だといい、「暗いことも多いこの時代に、この役を演じられて光栄だし恵まれている。この作品を通じて多くの人に笑いを届けられるからね」と真しな表情をのぞかせた。
また今作は、バンデラスが民衆を守るヒーローの“ゾロ”を演じた「マスク・オブ・ゾロ」へのオマージュが散りばめられている。イニシャルの「Z」を刻むゾロに対し、プスは「長ぐつをはいたネコ(Puss In Boots)」のイニシャル「P」を刻んでいる。プスが夕日を背に馬の背中に立つシーンは、馬にまたがったゾロが剣を高々と掲げる場面を意識した。
「長ぐつをはいたネコ」は、3月17日から全国で公開。