渡辺謙が役作りを語る「シャンハイ」特典映像を入手
2012年2月2日 15:30
[映画.com ニュース] 1941年の太平洋戦争前夜の上海を舞台に、友人の死の真相を追う米諜報員が踏み込む危険な愛と陰謀を描くサスペンス「シャンハイ」が、2月2日にブルーレイ&DVD化。映画.comではこのほど、特典映像として収録されるインタビュー集から渡辺謙の映像の一部を入手した。
アメリカのジョン・キューザック、中国のコン・リーとチョウ・ユンファ、そして日本の渡辺謙、菊地凛子という、ワールドワイドなスター俳優の共演が話題となった本作。渡辺は、キューザック扮する主人公ソームズの捜査につきまとう日本軍将校タナカを謎めいた雰囲気で演じている。
インタビュー映像で渡辺は「(タナカは)海軍所属ということで、イギリス英語にしたい」と、役作りの段階で監督に提案したことを披露。「クィーンズ・イングリッシュは、自分にとって初めての発音」としながらも、「撮影現場がロンドンに移って良い先生がついてくれたおかげで、タナカのロマンティックな会話(を演じるの)に役に立った」と話している。
同作では、19世紀初頭の上海の街並みをかもす建築物を求めた結果、ロンドンで撮影を敢行。戦火に巻き込まれる上海のクライマックスは、タイに作られた巨大なオープンセットで撮影されており、陸軍の協力で用意された日本製の戦車と当時の警備艇、数千人の中国人と日本人エキストラがひしめくスペクタクル・シーンも注目だ。
「シャンハイ スペシャル・エディション」は、2月2日リリース(ブルーレイ4935円、DVD3990円 発売元:ギャガ/販売元:ハピネット)。