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堤幸彦監督最新作は構想5年のモノクロ映画「MY HOUSE」

2012年1月30日 06:00

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堤幸彦監督が5年の構想を経て映画化を実現
堤幸彦監督が5年の構想を経て映画化を実現
(C)「MY HOUSE」製作委員会

[映画.com ニュース] 「20世紀少年」シリーズ、「BECK」の堤幸彦監督の最新作「MY HOUSE」が、5月26日から公開されることが決まった。5年間の構想期間を経て実現にこぎ着けたモノクロ映画で、これまで手がけたエンタテインメント作品で得意としてきた、音楽を多用する演出を封印。「観客の想像力を喚起させたいと考えた。すべてが挑戦だった」という意欲作が完成した。

同作は、建築家・坂口恭平氏のルポ「TOKYO 0円ハウス 0円生活」(河出文庫刊)と、書き下ろし小説「隅田川のエジソン」(幻冬舎文庫刊)が原作。著者が隅田川のブルーシートハウスに住む“都市の達人”鈴木さんを取材し、「東京で1円もかけずに暮らす」ことで浮上する理想と家と生活のあり方に焦点を当てている。

堤監督は、週刊誌「AERA」に掲載された坂口氏の記事を読み、映画化への思いに突き動かされたという。「鈴木さんという路上生活者の機知に富んだ生きざまは、現代社会への痛烈な批判である。私はこの実在の人物をモデルにして主人公を造形し、その周辺にエリートコースが用意された中学生、人嫌いで過剰に清潔好きになってしまった主婦を配することで、都会の片隅の生態系を描き出そうと思った」

11月で57歳になる堤監督が、音楽にも色にも頼らずに挑んだ新境地。「50代後半となった今、そろそろ社会に対して思うことを反映させてみたいと思い始めている。『MY HOUSE』は、その最初の試みだ」

撮影は昨年3月、堤監督の故郷である愛知・名古屋で約3週間かけて行われた。脚本を手がけたのは、劇団B級遊撃隊主宰の佃典彦。名古屋を拠点に活動するシンガーソングライター・いとうたかおが主演を務め、石田えり村田勘板尾創路木村多江が共演。

MY HOUSE」は、5月26日から全国で公開。

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