阿部寛、場内の父に謝意 「麒麟の翼」興収30億視野の滑り出し
2012年1月28日 15:57
[映画.com ニュース] 阿部寛主演で東野圭吾の人気小説を映画化した「麒麟の翼」が1月28日、全国377スクリーンで公開。阿部は、共演の新垣結衣、中井貴一、溝端淳平、田中麗奈、松坂桃李、三浦貴大、土井裕泰監督とともに東京・TOHOシネマズ日劇2で舞台挨拶に立った。
2010年に放送された連続ドラマ「新参者」、11年のスペシャルドラマ「赤い指」に続き、阿部が主人公の刑事・加賀恭一郎を演じた同作。東京・日本橋の“翼のある麒麟像”にもたれかかるようにして死んだ男の捜査にあたる加賀が、家族のありようを目の当たりにしながら事件解決へと突き進む姿を描く。
阿部は、司会から「自信作?」と問われると「はい、間違いありません」と即答。そして、場内を見わたし「皆さん、幸せそうなお顔をなさっている。この作品で感じてくださったことが、いつの日か役に立っていただけたらうれしいです」と頭を下げ、感無量の面持ちだ。場内に父親の姿を見つけ、「この年になって、オヤジといろいろ話すんです。戦争のときの話なんかもね。いろんな話を、できるだけ早くしておきたきたかったなあ」と語り、感謝の気持ちを伝えた。
容疑者の恋人という難役で、ミステリーに初挑戦した新垣は「身近なのに、なぜか距離ができてしまう家族って多いと思う。私も思春期のころ、そうでした」と述懐。今作への出演で心境に大きな変化が生じたようで、「すごく大切な人たちへの思いを、より素直に表現できるようになった気がします」とニッコリ。阿部が「感動しました」とつぶやくと、照れ笑いを浮かべていた。
配給の東宝によれば、全国で好調な滑り出しを切ったといい、興行収入30億円が視野に入る絶好のスタートを切った。続編への期待がかかるが、土井監督は「多くのファンの方々が、また見たいとおっしゃってくだされば……。松宮刑事(溝端)が出ているかはわかりませんが」と話し、溝端を慌てさせていた。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー