板尾創路、最新作監督は「すごく幸せな環境だった」
2012年1月6日 13:30
同作は古典落語「粗忽長屋」を題材にしており、ファンタジーとミステリーを織り交ぜた内容。昭和22年、戦死したと思われていた落語家が、思いもよらず帰郷して来るという場面から始まる。板尾自らが主演を務め、浅野忠信、石原さとみらが共演。第35回モントリオール世界映画祭正式出品作品にも選ばれた。ノベライズ版も板尾自らが執筆しており、小説家としてもデビューを飾った形になっている。
映画制作時のエピソードとして板尾は、「予算とスケジュールは決まってましたけど、その範囲内であれば何でもやれる環境だった。映画を撮らせてもらう人間としてはすごく幸せだと思う」と感慨深げに振り返った。また、全体的にセリフが少なめである演出方法については、「僕はそういう演出が好きなので、どうしてもそうなってしまうんです。映画なのでテレビほど説明的じゃなくても大丈夫だと思っていて。敢えてそうしてる訳じゃないけど、表現方法として(自然とそうなっていた)」と監督としての自信を見せた。
先日、板尾の所属する吉本興業社長が、島田紳助さんの復帰を望む考えを公の場で語り話題に。紳助さんの後輩に当たる板尾は「僕も(社長と)同じ気持ちです。吉本のタレントはみんな(復帰してほしいと)思ってるんじゃないですかね」と、同意を示した。
「月光ノ仮面」は1月14日より全国にて公開。