“ドーハ戦士” 武田修宏「デビルズ・ダブル」のポスターに!?
2012年1月6日 12:30
[映画.com ニュース] “狂気のプリンス”と恐れられた、ウダイ・フセインの影武者を強いられた男の運命を描く「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」(リー・タマホリ監督)の公開を前に、当時のイラクでオリンピック委員長を務めていたウダイと因縁浅からぬ“ドーハ戦士”が全身ゴールドで挑んだ特注ポスターとメイキング映像が公開された。
同作のメインビジュアルそのままにゴールドのウダイに扮したのは、元サッカー日本代表選手で、現在はサッカー解説者の武田修宏。93年10月28日の対イラク代表戦、ロスタイムで同点に追いつかれ、ワールドカップ初出場の夢を逃してしまった“ドーハの悲劇”を経験したメンバーの一員だ。実はこの試合の裏で、イラク代表選手たちにムチ打ちの刑をちらつかせて日本チームからの勝利を強要していたのがウダイその人。18年越しの因縁が、このコラボレーションを実現させた。
メイキング映像では、武田が金色に塗られる姿から、撮影を経てポスターに加工されていく工程が見てとれ、「なんだか王様になったような気分ですね」と、まんざらでもない様子。ゴールド姿のままでインタビューにも応じ、二面性を演じ切ったドミニク・クーパーについて「自分もそういうところがあるんですよね。テレビの前の華やかなところと、そうじゃない普通のところと、そこを上手く演じていて、すごく面白かったです」と共感したことを述べ、「感動するところもあり、生き方も勉強できるところがある」と作品の見どころを語った。
「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」は、1月13日から全国で公開。