役所広司、大テレ 「山本五十六」初日に出演者が集団告白
2011年12月23日 13:42

[映画.com ニュース] 役所広司の主演最新作「聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」が12月23日、全国306スクリーンで封切られた。役所をはじめ共演の玉木宏、柳葉敏郎、吉田栄作、椎名桔平、五十嵐隼士、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、成島出監督は、東京・丸の内TOEI1で舞台挨拶に立った。
役所は、満員の客席を見わたし「こんなにお集まりいただき、本当にうれしい。成島監督のもと、素晴らしいキャストと一生懸命に作りました」と感無量の面持ち。軍人でありながら、誰よりも戦争に反対した山本五十六を演じた“座長”に対し、瀬戸は「こういう方が近くにいたら好きになっちゃうかも。五十六さんと役所さんが重なり合って……、役所さんが好きかも」と話し、役所を照れさせた。
その後は、軍人役の男性キャストたちによる集団告白の幕開け。「山本さんのような方がそばにいたら好きになっちゃう」(柳葉)、「役所さんのお芝居は微塵の妥協もなく、魂で挑む姿は勉強になった。一番近くにいたので好きになっちゃいました」(吉田)、「僕は役所さんが大好きすぎて、結婚式で仲人を押し付けたくらい」(椎名)など、“役所賛歌”に場内は拍手喝さいだ。
照れ笑いでうつむきがちだった役所は、「来年も皆に好き、好きと言われる年になるといいな」とおどけてみせた。それでも、「今年は東日本大震災がありました。とにかく孫子の代まで復興に取り組んでいかねばならない、その最初の年。忘れてはならない」と熱い眼差(まなざ)しで訴えた。
同作は、真珠湾攻撃によって太平洋戦争の端緒を開いた大日本帝国海軍・山本五十六の実像に迫るドラマ。在米日本大使館での勤務経験から国力の差を誰よりも熟知していたため開戦反対の主張は一貫していたが、時流が許してくれない。自らの意思に反し開戦へと踏み切った苦悩の司令長官時代を経て、早期終戦による講和を目指しながら志半ばで命を落とすまでを描く。
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