西岡徳馬「復帰を祈念しています」 療養中の古谷一行にエール
2011年12月7日 19:45

[映画.com ニュース] ミュージカル「GOLD ~カミーユとロダン~」に出演する新妻聖子、石丸幹二、西岡徳馬、根岸季衣、伊礼彼方が12月7日、東京・日比谷シアタークリエで公開舞台稽古を行った。「考える人」「地獄の門」などで知られる現代彫刻の巨匠オーギュスト・ロダンと、その弟子で愛人のカミーユ・クローデルの愛と情熱を描く。カミーユ役の新妻は、「大きな挑戦。同じ表現者としての苦しみや、気持ちと連動しながら演じたい」。ロダンを演じる石丸は「芸術にまっしぐらに突き進む姿を、私なりのロダンとして表現したい」と抱負を語った。
彫刻家を志すカミーユは、パリのアトリエで“全能の彫刻家”ロダンと出会い、助手として招かれる。やがて妻子ある24歳年上のロダンとの愛を育むが、前例がない女性彫刻家の個展開催が芸術家協会から却下されると、ロダンの庇護が中傷の原因だと思い込み、ロダンのもとを去る……。カミーユの父を演じる西岡は、「娘の才能を伸ばしてあげようと、溺愛しています」。すかさず、石丸が「僕も愛していますよ」と役柄そのままに対抗心を燃やした。
当初、カミーユの父を演じる予定だった俳優の古谷一行が、肺悪性腫瘍の治療のために降板し、西岡が代役を務めることになった。古くから親交があり「年も近いですし、早い復帰を祈念しています。彼の分も一生懸命演じたい」と神妙な面持ちでエールをおくった。キャスト陣を代表し、新妻は「カミーユの生き方を通して、人生の宝物、ゴールドを心に見つけてもらえるはず。年末ですし、心の大掃除をする気持ちで楽しんでください」とアピールしていた。
ミュージカル「GOLD ~カミーユとロダン~」は12月8~28日、日比谷シアタークリエで上演。物語の鍵を握るミュージカルナンバー3曲「黄金(ゴールド)」「震える男」「天使の園」が公式サイトで配信中。
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