ジュリエット・ビノシュ、悲運の彫刻家カミーユ・クローデルに
2011年11月28日 11:39
[映画.com ニュース] 仏女優ジュリエット・ビノシュが、新作映画「La Creatrice」で、悲運の仏女性彫刻家カミーユ・クローデルを演じることがわかった。
メガホンをとるのは、「ジーザスの日々」「ユマニテ」のブリュノ・デュモン監督。これまで無名や新人の俳優を起用してきたが、初めてスター俳優を主演に迎える。
クローデルは、彫刻家オーギュスト・ロダンの弟子で愛人でもあったが、ロダンとの破局後、次第に精神を病み、40代後半で家族によって南仏の精神病院に入れられた。その後、1943年に78歳で死去するまで30年におよぶ入院生活を送り、二度と作品を作ることもなかった。
クローデルの生涯は、88年にもブリュノ・ニュイッテン監督、イザベル・アジャーニ主演作「カミーユ・クローデル」として映画化されている。同作ではアジャーニが仏セザール賞とベルリン国際映画祭の主演女優賞を受賞したほか、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。
「La Creatrice」は、来年2月から仏サン・レミ・ド・プロバンスでの撮影が予定されている。