上原多香子、主演映画ロケ地・三朝温泉に「メンバーを案内したい」
2011年11月12日 14:49

[映画.com ニュース] 人気グループ「SPEED」の上原多香子が初主演を務めた「恋谷橋」が11月12日、東京のシネマート六本木で公開を迎え、上原、共演の水上剣星、後藤幸一監督が初日舞台挨拶に立った。あでやかな着物姿で登壇した上原は、「クライマックスのシーンでも決意とともに着物を着るシーンがありますが、今も背筋がピンとして新しい気持ち。やっぱり日本人だなと感じます」と清々しい表情を見せた。
「第1回スーパーシナリオグランプリ」の大賞作品を映画化したラブストーリー。上京していたデザイナー志望の女性が、地元のさびれた温泉街に活気を取り戻そうと、実家の老舗旅館の若女将となって町おこしに奮闘する姿を描く。
上原は、「三朝は『弁当忘れても傘を忘れるな』というくらい雨が多いので、体が冷えたら温泉に入っての繰り返し。撮影はハードだったけど、三朝のお湯でどんどん健康になっていく感じがしました」。そして、「町全体が一丸となって映画を盛り上げてくれ、その協力なくしては完成しなかった作品」と感謝しきりだった。
「SPEED」のメンバーはまだ映画を見ていないそうで、「みんなまだ三朝に行ったことがないと思うので、4人で温泉に行って案内してあげたい。ライブのツアー先などでしか一緒に(旅行に)行ったことがないので、いつもプライベートでどこかに行きたいねと話しています」と心待ちにしていた。
旅館の板前役に挑んだ三上は、「プライベートでは料理をほとんどしないので、料理長の指導のおかげで何とかこなせた感じ。鳥取弁も非常に難しく、地元の人々に方言を確認しながら自分なりのベストを尽くしました」と感慨深げ。後藤監督も、「いくつになっても初日はドキドキするもの。やっと僕たちの生んだ子どもがひとり歩きできる。ここからは皆さんの力で育てていってください」と語りかけた。
また、鳥取から平井伸治知事が駆けつけ、「東日本大震災からこの国のキーワードになっている“絆”と“再生”、それはこの映画のテーマではないかと思います。皆さんもぜひ三朝にお越しください!」とアピールし、キャスト陣に花束を贈呈した。
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