ブラッド・ピット、実は「野球は詳しくない」 日本の若者にメッセージも
2011年11月10日 12:30

[映画.com ニュース] 主演作「マネーボール」を携え来日中のブラッド・ピットが11月10日、都内のホテルで会見した。ピットは、メジャーリーグの弱小球団を常勝軍団に変えた実在するジェネラルマネージャーを演じており「僕自身はあまり野球に詳しくないんだ(笑)。でも野球は人生のドラマそのものだと思うし、だからこそ100年以上の歴史を誇っている」。震災後、初の来日に「日本の皆さんが復興に向かう粘り強い姿は、僕を含めて世界中にインスピレーションを与えている」とエールをおくった。
同作のテーマは“正義”だといい、「過去のルールが今の時代に通用するか。そして“負け犬”のレッテルを貼られた人間は、一生負けなのか。野球界を舞台に、そんな価値観を改めて探る作品なんだ。日本の若者にもぜひ、常識とされるシステムが果たして本当に正しいのか考えてほしい」とメッセージ。自身のキャリアと照らし合わせ「成功の次には失敗があるし、その逆もしかり。ひとつの出来事で、すべてが決まると錯覚してしまうことが価値観の欠点でもある」と語った。
そして「もちろん、ただシリアスな作品じゃない。笑える部分もたくさんあるから、心から楽しんでほしい。こんなに美しい野球の映像は、きっと野球ファンでも見たことないんじゃないかな。それはベネット・ミラー監督のおかげなんだ」とアピール。会見には、ゲストとして女優の吹石一恵が登壇。父親は元近鉄バファローズの選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスのスカウトを務める吹石徳一氏とあって、ピットは「お父さんの感想も聞きたい」と関心を寄せた。なお、この日はムービー20台、スチール100台、記者300人が駆けつけた。
メジャーリーグの弱小球団だったオークランド・アスレチックスを、常勝軍団に生まれ変わらせた実在のGMビリー・ビーンの奮闘を描く。その原動力となったのが、打点や本塁打数ではなく、出塁率や長打率の高さを重視し、年棒の安いコストパフォーマンスの優れた選手を集める独自理論「マネーボール理論」。選手や球団、ファンからの反発を受けながら、ビリーは常識破りのチャレンジにかける。
「マネーボール」は11月11日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

すごすぎて言葉にならない映画
【人類史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】よく考えずに転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった…
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんなあなたに】衝撃の価格破壊! 2000円→750円になる裏ワザあります
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

ヤバい映画みつけましたよ
【いた…凄まじくクレイジーな監督が…!】壮大VFXの映画をほぼ1人で製作、撮影に7年、完成に12年
提供:Henge