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“三股男”演じた山田孝之、浮気は「利点がない」とキッパリ

2011年11月3日 18:41

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「指輪をはめたい」完成会見に出席した(左から) 岩田ユキ監督、真木よう子、山田孝之、小西真奈美、池脇千鶴
「指輪をはめたい」完成会見に出席した(左から) 岩田ユキ監督、真木よう子、山田孝之、小西真奈美、池脇千鶴

[映画.com ニュース] 記憶を失った“三股男”のてん末を描いたコメディ「指輪をはめたい」の完成披露会見が11月3日、都内で行われ、主演の山田孝之をはじめ、小西真奈美真木よう子池脇千鶴岩田ユキ監督が出席した。三股男を演じた山田は、「浮気ですか? スケジュールの管理とか、名前を間違っちゃうとか大変なことばかり。労力を費やすほどの利点はない」とキッパリ。結婚相手に求める条件を問われた女優陣は、「まずは健康。あんまり虚弱体質だと困ります」(小西)、「優しさですね」(真木)、「相思相愛でいられれば」(池脇)と理想を語った。

頭を強打し、記憶を失った製薬会社の営業マン・輝彦(山田)の前に、まったくタイプの違う美女3人(小西、真木、池脇)が現れ、自分が恋人だと名乗り出る。残された“婚約指輪”を唯一の手がかりに、輝彦は恋人との記憶を取り戻そうとするが……。芥川賞作家・伊藤たかみの同名小説を、「檸檬のころ」の岩田監督が大人のラブファンタジーに仕上げた。

山田は「男女で感じ方がまったく違うと思うので、ぜひ一緒に見てコミュニケーションのツールにしてほしい。結婚で大切なのは、めぐり合わせとタイミング。気が合うなと思ったら、すぐに(結婚)するかも」。個性的なアンサンブルを奏でた女優3人は「浮気は許せないが、輝彦のまっすぐな姿は共感できる部分も」(小西)、「独創的で幻想的。コミカルな作品」(真木)、「ひと言でいえばラブファンタジー哲学。青春を過ぎた人なら、ズキュンとなるはず」(池脇)とアピールした。

メガホンをとり、脚本も手がけた岩田監督は、「クールな男性目線で書かれた原作に対して、モテない女性目線でアンサーを返した。登場人物はみんな平等に、はしたなく原始的。自分の欲望に必死な者同士の物語だと思う」と分析した。

指輪をはめたい」は11月19日から全国で公開。

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