ジョナサン・デミ監督、ウォール街のデモを題材に短編製作
2011年10月28日 11:31
いまも米ニューヨークで続く「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」の現場を取材したデミ監督は、15分の短編ドキュメンタリー映画の仕上げの真っ最中。「ウォール街を占拠せよ」を支持するデミ監督は、自分に何かできることはないかと考え、短編ドキュメンタリーの製作を思いついたという。
ヒッピー世代であるデミ監督にとって「ウォール街を占拠せよ」は、かつてのベトナム反戦運動を彷彿(ほうふつ)とさせるそうで「あの若者たちは、きっと何かが変わるという、あのときの僕らと同じ感覚を生きている。とてもスリリングだよ」と語っている。
「レイチェルの結婚」以来、映画製作から遠ざかっていたデミ監督だが、現在は、スティーブン・キングの新作小説「11/22/63」の映画化準備に取りかかったばかり。同作は、故ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺を阻止するために、タイムトラベルする男の物語。タイトルになっている1963年11月22日は、故ケネディ大統領が暗殺された日を指している。