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「人生、いろどり」70代女性が手がけた“葉っぱ”ビジネスが映画化

2011年10月28日 08:01

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ベテラン女優3人が共演
ベテラン女優3人が共演
(C)2012「人生、いろどり」製作委員会

[映画.com ニュース] 徳島県のとある過疎の町で、農協職員の提案から、自然豊かな町の“葉っぱ”や道ばたの草を料理の“つまもの”として販売するビジネスを立ち上げ、地元のシルバー世代の女性が大成功を収めた実話を映画化した「人生、いろどり」の公開が、2012年秋に決定した。吉行和子が、夫の猛反対にあいながらも、初めて自分の意志を貫く女性・薫を、富司純子中尾ミエが薫とともに“葉っぱ”ビジネスを始める幼なじみを演じ、年を重ねても生きがいを見出し、輝く女性たちの姿を描き出す。

人口2000人の48%が高齢者という、徳島県の山間部に位置する上勝町が舞台。過疎化、高齢化の一途をたどる町は、誰もが未来への希望を持てずにいた。そんな中、立ちあがったのが農協職員の江田。「葉っぱを売ろうと思うんですが」と提案する江田に周囲は冷ややかな目を注ぐが、薫、花恵、路子という平均年齢70歳の3人は「やってみないとわからない」というシンプルな思いで、葉っぱビジネスに参加する。ビジネスの成功とともに、3人の変わらぬ友情、夫婦の絆、親子の情愛など、ベテラン女優勢が登場人物それぞれの人生模様を体現する。

元農協の営農指導員だった横石知二さんが起こした、株式会社いろどりのサクセスストーリーが本作のモデル。誰もが成功しないと思ったビジネスだったが、70~80代の女性たちが売上高2億6000万円をあげるビジネスへ成長し、高齢・過疎化のビジネスモデルとなった。この事業に携わる女性たちが、NTTドコモのタブレットを用いて受発注管理を行う姿がCMになるなど、数多くのメディアに取り上げられ、注目されている。

葉っぱビジネスを牽引する農協職員を平岡祐太、吉行の夫役を藤竜也が演じるほか、村川絵梨戸次重幸ら実力派俳優が共演。上勝町でオールロケを行い、来春の完成を目指す。

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